XMの口座開設フォームでは「お客様の口座はこちらのブランドにて開設されます：」というタブが表示されます。
この画面を見て「安全性が高いのはどっち？」「ボーナスに違いはある？」といった疑問を持つ方もいるかもしれませんが、ブランドによって取引条件・ボーナス・安全性が変わることはありません。
この記事では、ブランド(組織名)の概要や選べる理由、実際に選ぶ際の注意点について解説します。
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XMはFSA・FSCのどっちを選ぶ？
そもそもXMにおける「ブランド」とは、日本人トレーダー向けにFXサービスを提供している運営会社のことです。
XMのブランドは以下の2つから選べます。
| 会社名 | Tradexfin Limited | Fintrade Limited |
|---|---|---|
| 国内向けのサービス歴 | 2016年～ | 2021年～ |
| 登記住所 | F20, 1st Floor, Eden Plaza,Eden Island, Seychelles | c/o SAFYR UTILIS LTD,7th Floor,Tower 1,NeXTeracom,Cybercity,Ebene,Mauritius |
| ライセンス番号 | SD010 | GB20025835 |
| 規制機関(ライセンス) | FSA(セーシェル共和国) | FSC(モーリシャス) |
まず最初に、それぞれの概要について確認していきましょう。
XMのブランド ①Tradexfin Limited
| 国内向けのサービス歴 | 2016年～ |
|---|---|
| 登記住所 | F20, 1st Floor, Eden Plaza,Eden Island, Seychelles |
| ライセンス番号 | SD010 |
| 規制機関(ライセンス) | FSA(セーシェル共和国) |
Tradexfin Limited(Tradexfin株式会社)はアメリカ大陸の東側にあるセーシェル共和国に拠点を置き、セーシェル金融サービス庁(FSA)の規制下にあります。
XMは2010年設立、その数年後にTradexfin Limitedのサービス提供が始まっているので、運営歴は次に紹介するFintrade Limitedよりも長いです。
XMのブランド ②Fintrade Limited
| 国内向けのサービス歴 | 2021年～ |
|---|---|
| 登記住所 | c/o SAFYR UTILIS LTD,7th Floor,Tower 1,NeXTeracom,Cybercity,Ebene,Mauritius |
| ライセンス番号 | GB20025835 |
| 規制機関(ライセンス) | FSC(モーリシャス) |
Fintrade Limited(Fintrade株式会社)は2021年にサービスを提供し始めた会社で、インド洋上にあるモーリシャス共和国に拠点を置き、同国のライセンスを保有しています。
運用歴が短いこと・初期設定のTradexfin Limitedからわざわざ変える理由がないことから全体に利用者はそれほど多くありません。
しかし、Tradexfin Limitedと安全性・信頼性は同程度で、全く同じ取引条件・ボーナスキャンペーンを利用できます。
日本人の9割は「Tradexfin Limited – 規制機関はFSA SD010」を選択
繰り返しになりますが、XMで口座開設する日本人トレーダーの9割は初期設定のまま、つまり「Tradexfin Limited」で手続きを進めているようです。
どちらを選んでも問題ないので、手間を省きたい方はそのまま「Tradexfin Limited – 規制機関はFSA SD010」にしておきましょう。
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XM(XMTrading)のブランド・組織名が選べる理由
ここまで見てきたように、ブランドごとの違いがないため「どうしてブランドが2つあるの？」「1つにまとめればいいのでは」と思う方もいるでしょう。
実際、ほとんどの海外FX業者はブランドが指定されていますが、XMが複数用意しているのには理由があります。
- 各国に適したサービスを提供している
- XMのように口座開設でブランドを選べる業者は珍しい
- 複数のライセンスを保有している
ここでは、XMのブランドをトレーダー自身で選べる背景について見ていきましょう。
XMは組織名・ブランドを分けることで各国に適したサービスを提供している
XMは日本人トレーダー人気No.1を誇りますが、日本だけでなく世界中にも多くのトレーダーを抱えている業者です。
さまざまな国・地域のライセンスを得ておけば、各国に合ったサービスを提供できるようになるため、グループ全体で5個のライセンスを保有しています。
| 法人名 | 取得ライセンス |
|---|---|
| Tradexfin Limited | FSA (セーシェル金融サービス庁) |
| FinTrade Limited | FSC (モーリシャス金融サービス委員会) |
| Trading Point Holdings Ltd. | CySEC (キプロス証券取引委員会) |
| Trading Point of Financial Instruments UK ltd. | FCA (英国金融行為規制機構) |
| Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd. | ASIC (オーストラリア証券投資委員会) |
XMのように口座開設でブランドを選べる業者は珍しい
日本を含むアジア市場向けにFXサービスを提供する海外FX業者はいくつか存在しますが、2つの運営会社を持つ業者はほとんどありません。
そんな中、XMが複数ライセンスを得たのには「欧州による規制強化」が関係しています。欧州では最大レバレッジやボーナスキャンペーンを制限する動きが進んでいて、1つの運営会社しかない場合、規制を受け入れてサービス内容を変更するしかありません。
それに対し、XMのように複数の運営会社を持っていれば、一方でアジア市場向けのサービス提供が難しくなっても、もう一方の会社で提供し続けられる可能性があるのです。
| 海外FX業者 | 上段：日本市場向け 下段：海外市場向け |
|---|---|
| XM | FSA(セーシェル金融サービス庁) FSC(モーリシャス金融サービス委員会) |
| CySEC(キプロス証券取引委員会) FCA(英国金融行為規制機構) | |
| Vantage | 非公開 |
| VFSC(バヌアツ金融サービス委員会) CIMA(ケイマン諸島金融庁) など | |
| iFOREX | BVIFSC(英国領バージン諸島金融サービス委員会) |
| CySEC(キプロス証券取引委員会) | |
| Exness | FSA(セーシェル金融サービス庁) |
| CySEC(キプロス証券取引委員会) FCA(英国金融行為規制機構) | |
| HFM | SVGFSA(セントビンセント・グレナディーン諸島金融サービス庁) |
| CySEC(キプロス証券取引委員会) FCA(英国金融行為規制機構) |
このように、日本市場向けに複数ライセンスを所有している海外FX業者は非常に珍しいです。
XMは複数のライセンスを保有している
XMは複数の金融ライセンスを保有していますが、全て取得難易度が高いものなので安全性・信頼性の裏付けにもなっています。
また、XMの公式サイトでは「万が一倒産した場合も顧客の資金は守られ、全額返還してもらえる可能性が高い」「第三者監査機関からも安全性を認められている」といった記載を確認できます。
実際の記載はこちら
XMTradingでは入金した資金は安全ですか？
はい、当社は世界中の何百万人ものトレーダーから信頼されている規制されたブローカーであり、お客様の資金の安全性を確保するために複数の手段を講じています。
- 顧客資金の分別管理：お客様のご資金は、会社の資金とは別に分別管理された口座に保管されるため、万が一債務超過が発生した場合でも、お客様のご資金は保護されます。
- 優良金融機関パートナー：お客様のご資金および当社の運転資金は定評あるTier 1の優良金融機関に預託しています。
- 規制機関による監督：規制された企業である当社は、Tradexfin Limitedはセーシェル金融サービス庁（FSA）、Fintrade Limitedはモーリシャス金融サービス委員会（FSC）への財務報告書の定期的な提出など、厳格な要件を遵守することが義務付けられています。また、各地域の規制当局によって承認された外部監査機関は毎年、会社の財務諸表についての監査を実施しています。
実際、XMは長年日本人トレーダー人気No.1を維持し続けていて、2025年には設立15周年を迎えました。取引量は世界TOP10入りするなど、世界中で評価されている実績の多い業者なので、安全性重視の方にもおすすめです！
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XMの口座開設で組織名・ブランドを選ぶ方法
続いて、XMの口座開設方法を画像付きで見ていきましょう。
まずは以下のボタンからXMの口座開設フォームに移動します。
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口座開設ページに移動すると、このような画面になります。
「①居住国」と「ブランド」をそれぞれ選択して、次に進みましょう。
次に、メールアドレス・パスワードの登録です。
| ① Eメール | 利用できるEメールを入力 |
|---|---|
| ② パスワード | パスワードを入力 ※条件は下記に記載 |
パスワードの条件はこちら
- 10～15文字の間で設定する。
- 数字・英大文字・英小文字・特殊文字をそれぞれ1字以上使用している。
入力後、同意事項にチェックを入れ、「登録」をタップします。
上記の画面が表示されると、XMのプロフィール作成は完了です。
Eメールアドレスの確認を行い、リアル口座が開設されるのを待ちます。
続いて、お客様情報や取引状況など詳細なプロフィールの入力を進めていきましょう。
身分証明書を提出するには、まず上記の赤枠部分をタップしてください。
続いて、個人情報の使用および保存に同意し、「認証する」を押します。
書類発行国と提出する書類を選びます。(ここではマイナンバーカードを選択した画面で説明します。)
上記の例のように必要書類を置き、カメラを起動します。
綺麗にフレーム内に収まると、自動でキャプチャが撮れてXMに送信されます。
同じ手順で住所確認書類も提出していきます。
上記のようにアップロード方法を選ぶメニューが表示されるので、自分に合った方法を選びましょう。
身分証明書・住所確認書類ともに選べたら「書類をアップロードする」を押してください。
XM側での審査が終わったら、会員ページに上記のバナーが表示されます。
「今すぐボーナスを請求」から電話番号を入力して「認証コードを電子メールに送付」を押すと、認証コードが届きます。
「確認」を押し、口座開設ボーナスが反映されたことを確認してください。
以上の手順でスタンダード口座(MT5)が開設されます！有効化の流れなどを詳しく知りたい方は、XMの口座開設をご覧ください。
XMの規制機関はどっちでもいいが注意点もある
口座開設時、ブランド(組織名)を選択するのに戸惑う方も多いと思いますが、XMの口座開設には以下の点にも注意しましょう。
- アカウントは1人につき1つ
- 放置して口座凍結した場合、再度登録できる
- 最初の口座開設はスタンダード口座(MT5)が自動開設される
- 口座開設後に口座タイプは変更できない(追加口座として開設する必要がある)
- 口座開設後30日以内に有効化しないとボーナスを受け取る権利がなくなる
- 取引資金によってはレバレッジ制限がある
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XM(XMTrading)のブランド・組織名に関する質問
FSAとFSCに違いはない！【まとめ】
XMの口座開設フォームにあるブランド(組織名)について解説してきました。
現在、Tradexfin LimitedとFintrade Limitedの2つから選べますが、どちらを選んでも安全性・ボーナス・取引条件などに違いは生まれません。
ただし、日本人の多くは初期設定の「Tradexfin Limited – 規制機関はFSA SD010」にしていることから、迷ったらそのまま口座開設すると良いでしょう。
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